「空気を読まない」
昨日、寝る前にふと、本当に私は社会不適合者だなぁとしみじみ思い、こんな診断チェックをしてみた。布団の中でなんとなく読んでいるだけでも、
13項目の内10個当てはまった。
案の定、10個以上当てはまった人は、社会不適合者。そういった人たちは、会社のもとで労働者として働くよりも、経営者や独立して成功する可能性が高いとのこと。数年前に占い師に言われた言葉(あなたは、表面的には人に合わせることが出来るけど、一人でやって成功する人)と重なるものがあった。
この手のサイトは、だからこそ、インターネットでビジネスしよう、というものだけど、(もちろんそれも選択肢の一つとしてはある)今の私にとってのキーマンは、やっぱりあの担当なのだということに気付く。
社会不適合者だから、会社勤めは辞めた。今思い返しても、会社勤めをしている私はいつだって、相手や組織に反射的に適合することにばかり労力を使って、パフォーマンスを上げることが殆ど出来ていなかった。だから、今の働き方(独立+派遣)を始めた。その結果、
適合者に会えた。
これが私の仕事人生にとって、最も大きなことだった。一見、フリーランスと聞くと、それこそ会社勤め以上に、クライアントに適合することを求められる印象が強い。だからこそ、会社を辞めた時、私には拒否反応が起こった。
それはそれは沢山の依頼があった。しかし私にはその奥にある、
こんなにも気持ちよく適合してくれる人を、
何のしがらみもなく使うことが出来る。
という、"都合の良さ"を求めた思いが嫌と言うほど伝わって来た。私はこの人たちのために、小回りの利く都合の良いフリーランスになりたくて会社を辞めたのではない。強く思った。
話がふくらむ前に、強く感じたことを書いておこう。
考え方や性格が似ている、適合者が、私にとってはビッグプロジェクトを共にしている担当者。しかし、細かなところまで本当によく似ている反面、正反対なところもある。それは、
空気を読むか読まないか。
無になれるかなれないか。
前述にもあるように、私は根っからの、
空気読み過ぎる人間(過剰適応)
それに引き換え担当者は、
空気読まない(何も考えない)人間
この差は大きい。朝が弱いとか、皆と向いている方向が違うとか、熱い思いがあって、それを上に認められているとか、根本的な特性は全く同じなのに、会社勤めを続けられているかどうかの違いは大きくここにあるような気がしてならない。
私は目の前に人が存在する以上、反射的に過剰適応してしまうから、物理的に目の前に人が存在しない環境を作るのがひとつの正解だと思っている。だから、迷う。今派遣と両立している理由のように、週に何日かは、社会と同じリズムで過ごす、合わせる自分がいないとどうにも精神力が保てないから、それなら取引先に出勤する日を作ってみてはどうかと何度も思ったことがある。
けれどもきっとそうしたら私は、会社にいる一人ひとりに適合しようとして、結局同じことの繰り返しになってしまう気がしてならない。言ってみれば、私はある意味、"新しい形"で取引先に転職をしているようなものなのだと思う。
新しすぎる、おもしろい形で。
そして、いいとこ取りをしている。付き合いたい人とだけ付き合って、やりたい時にやりたい仕事だけやって、面倒な社内調整や適合は殆どしない。その結果、個を活かせるようになって、今では特集記事を組んでいただけたりしている。問題は、これをどう、発展、継続していくか、なのだと思う。