犬系アラサー女子の猫系日記

アメリカンに生きてみたい。会社組織で十ン年、忠犬ハチ公を続けて来たアラサー女子が気ままな猫系生活に転身してからのオキテやぶり日誌

「エミリー」

もう前回書いてから1ヶ月が経とうとしているのかぁ。

この1ヶ月もまた、本当に色々なことがあった1ヶ月でした。

 

私が信じてやまない占いの1つにはこうあります。

住宅ローンを申請するなら:3月6日

 キャリア面が好調。社内での地位向上に伴い報酬もアップ

 自営業なら今後の成長につながるクライアントをゲット:3月16日前後」

 

今まで住宅ローンなんて言葉、出て来たことなかったのに、去年の暮れから(住いさがし自体は去年の夏頃から)狙い目を付けていたマンションが無事本契約に進めたのが3月6日。ローンを組んだのは夫だけど、後から見てだいぶ驚きました。

 

そしてこれは10日前くらいの話だけど、取引先挟んだクライアントさんから本当にありがたいお話をいただいて、それを機に、報酬がアップしたのもまた事実。

 

そんな中、私にとってはまた一つ、大きな変化がありました。

そもそも、マンションを買ったのは、ゆくゆくの子育てと仕事の両立のため。今の家は個人的にすごく好きだけど、ここで子育てと仕事を両立する自信は正直ない。

 

夫は結婚当初から子供が欲しいと言ってくれるけど、私の中では葛藤の答えがみつからないままでした。

 

サラリーマンを辞め、やっと自分の好きな仕事が出来るようになって、これまでにないチャンスが巡って来ている今。腕試しには全速力で応えたい。それなら妊娠出産とはいつ向き合うべきなのか?

 

しかし、もうそんな事も言ってられない年齢になっているのも確かでした。けれども、決められないものは決められない。かといって、十数年間、ずっと飲み続けていた薬も辞めたし、来年まで妊活を延期するつもりもない。そんな時だった。

 

ここで前にも書いたことのある、前社の元同僚、エミリー。

エミリーもまた、辛い1年間を過ごして、ついに前社を退社した。

これからは自由に、自分のやりたいことをやって行くと、長年待ち望んでいた子供も諦めると、久しぶりに大酒交わした翌日だった。

 

妊娠した。

 

一番驚いたのは本人。

夢に近づく仕事も決まっていて、これからの生活を楽しもうとしていた矢先だった。しかし私は、彼女が不妊治療を頑張り、悩み続けて来たのをずっと見ていたし、なんだかものすごく嬉しくて、仕事なんて出産してから復活すれば大丈夫!!なんて言葉を発していた。

 

次に驚いたのが、私の中の変化だった。

男社会の中、妊娠出産と向き合ったら、どんな形で戦力になって行けるのか、やはりここは全速力で行くべきなのか。去年何度か見え隠れした、「子供が欲しい」という女性性になかなか巡り合えず、私にとっては、女性性の帰りを待っていた矢先だった。

 

私も子供が欲しい!今すぐに!

 

どの口が言ってんだよってくらい、女心というのは気まぐれである。

こればっかりは、欲しいと思ってすぐに手に入るものではない。けれども、十数年飲み続けて来た薬を断ったのも今、最も身近で子育てと仕事の両立に頭を悩ませていた元同僚が妊娠したのも今、次のステージへ向けマンションを買ったのも今である。

 

そして何故か私の中では、仕事に対する思いが自分と同じくらいあり、だからこそ両立に悩んでいた男勝りの彼女の妊娠が何よりの勇気になっている感がある。前社を辞め、前例なき自分らしい生活に先頭を切ったのは私。それに勇気を抱き、その半年後に同じく辞めたのが彼女。

 

となると、おもしろいことに、妊娠出産、子供と仕事の両立、という難しい課題の先頭を切ったのが彼女であるならば、今度は私がそれに勇気をもらって後追いする事になるのかも知れない。