犬系アラサー女子の猫系日記

アメリカンに生きてみたい。会社組織で十ン年、忠犬ハチ公を続けて来たアラサー女子が気ままな猫系生活に転身してからのオキテやぶり日誌

「心細」

工房で、何度か心細い体験をした事がある。

 
展示会前、最後の一踏ん張り時、工房で一人、自分と戦う心細さ。
肌寒い夜、一人で戦う心細さ。
一息入れようと遅い夕飯を買いに出ようとしたら大雨で傘のない心細さ。
 
そして今、帰ろうと思っても目の前の通りを
 
タクシーが1台も通らない心細さ。
 
仮眠を取って始発に乗ることを試みたものの、3時を過ぎて車の通りが増えて来たので出てみたら偶然信号待ちしていた1台をキャッチ。
 
道に詳しくないというおじいさんだけど、貴重なタクシーなのでイラつきもせず。7、8年前、同じく子供向けの仕事をしていた時、同じように会社から一人、タクシーに乗って帰ってた晩を思い出した。
 
その時もまた、出張や締め切りの重なる心細い晩で、けど何度かあたった
 
キャンディおじさん
 
に癒されたものです。
程よい会話、程よいサポートで、最後に必ずキャンディをくれるおじさん。
 
将来は自分がこんな奥さんになりたいなんて思っていたけど、むしろ結婚しても
 
あの晩の様な日々を送ることになろうとは。
 
計画性もなくただただ作業に追われタクシーで帰る日々は、この仕事を収めたらもう当分ないんだろうな、と思いたいような心細いような、睡眠不足が重なった連休でした。