「ぶつかるんじゃないんです、かわすんです。」
勝った。
最後の最後のどんでん返し、感情だけにフォーカスすれば、言いたい事は山程あった。けど絶対、
「こんなに、私こんなに頑張ったのに、どうしてくれるんですかっ!!」
なんて、
女々しい事は言うまいと思っていた。
全てを感情任せで訴える担当を差し置き、
熱い思いを、
相手の利益、課題、容認を踏まえた上で、
伝える。
何故なら私は実現したいから。
思いを叶えたいから。
感情で訴えたところでビジネスは動かないので。
メールにも、心理ストーリーを作りました。
一度、相手の事情を受け止める
↓
スッと文が入って来る様になった所で
一度ガクンと感情を落として心配させる
↓
相手の利益になることを実現するには
せめてこれが必要だと伝える
↓
それでもダメならなんとかするから言ってくれとかわす
全て、相手が主役。
自分がやりたいことを主張するのではなく、これをやれば相手にとってどんな利益があるのかを伝える。けど、実際は、自分がやりたいことを実現するためのレールでしかない。
「ぶつかるんじゃないんです、
かわすんです。」
が、働きマンの名言であれば、これまでの仕事経験で学んだモットーは、これに限る。
理不尽な事があっても、
相手の非を掘り下げるのでも、
我慢するのでもなく、
どうして自分が嫌な思いをしたのかを理解して
自分が変えられる事は変えて、
そうじゃない事は素直に伝える。
大切なのは、主体性と距離感のバランス。